視覚が味覚に与える影響は、想像以上に大きなものです。たとえ、まったく食味も香りも変わらないとしても、見た目に美しいものと、劣るものとを食べ比べれば、その差は歴然です。まるで、キラキラと光る宝石に魅了されるのと同じように、光沢のある食品に、人は自然と手が伸びるものです。しかし、艶は食品の表面に対して施すため、艶と引き換えに、食味や香り、製造工程の効率性を損なうといった「ジレンマ」も多いものです。ヤマホは「食品の艶を出す」ニーズに注目し、さまざまなジレンマを解決しながら、艶を出す製品開発に力を注いできました。